前回に引き続き、ナンシーのご紹介です!
前の記事ではロレーヌ博物館の外観までをご紹介しましたが、館内はというと、ロレーヌ公国だった時代の歴史的背景の説明パネルや、当時にまつわる絵画、調度品等が展示されています。
ロレーヌ公国出身の最後の君主であり、
マリー・アントワネットの父であるフランソワ3世
フランソワ3世の妻であり、マリー・アントワネットの母であるマリア・テレジア
ロレーヌ公国最後の君主、スタニスラス・レグジンスキ
スタニスラスの娘であり、フランス国王ルイ15世の妻であり、
マリー・アントワネットの義祖母であるマリー・レグジンスカ
おっと!こんなところにルイ15世の肖像画まで^^
1770年5月10日、マリー・アントワネットはナンシーを出発する前に、ロレーヌ博物館(当時はロレーヌ公宮殿)のすぐ隣にあるコルドリエ教会で、父方の先祖へ向けて祈りを捧げました。そのことが教会内に設置された大理石の羽目板に彫り込まれているんですけど、日にちが1770年5月17日と間違っている(下の写真の赤丸部分)…(*_* ;
他にも、マリー・アントワネットに近い人物としては、1777年4月12日にマリー・アントワネットの実兄ヨーゼフ2世が、フランスを訪問した際にコルドリエ教会へ立ち寄っていたり、1828年9月11日には、革命を生き延びた、ルイ16世とマリー・アントワネットの長女マリー・テレーズが、この教会の祭壇前にて祈りを捧げたと案内板にあります。
コルドリエ教会内部(祭壇側)
コルドリエ教会内部(入口側)
その他、ナンシーの街で見つけたあれこれ♪
14世紀にナンシーの街の北側出入口として建てられた門で、市内で最も古い門だそうです。牢獄としても長期に渡って使用されていたとか!
ただ、4世紀に渡って手を加えられているため、建造物としては中世時代の様式、ゴシック、ルネサンス等、様々な建築様式が見られます。
この円筒に三角錐のスレート葺き屋根のついた建造物って、ヨーロッパの童話に出て来るお城の絵って感じで、個人的に大好きなんです(*^-^*)
街中を歩いていると・・・
こっちは馬が!!
ナンシーの狛犬?
なんて発見がありました♪
次回はシャロン・オン・シャンパーニュをご紹介しまーす☆