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2011年1月18日火曜日

日本でもちょっと攻めてみる

先日、フランスの出版社に勤めるG氏が
作品の紹介&PR文を作成してくれれば
知り合いのエージェントに渡してあげるよ~
と言ってくれたお話をしましたが
今度は、日本の某出版社の編集部の方が
出来上がった原稿を読んで下さると
おっしゃって下さいました!!

実は、この出版社の方とは
ちょうど去年の今頃
日本へ一時帰国していた際に
一度だけお会いしたことがあるのです。
私の従姉が、彼女のお仕事絡みで
この方(H氏としますね)とやりとりをしていて
私がマリー・アントワネットに関する本を出版したがっているという話を
H氏に話してくれていたのです。

その時はまだ、原稿が完成していなかったのですが
ちょうど私が日本へ一時帰国するということで
「直接会って、作品についてのお話を聞いてもいいよ~」とおっしゃって下さり
それで去年、出版社へお伺いして、お会いしたというわけです。

ただ、今でも覚えてますが、「これこれ、こんな作品なんですっ!!!」
と、緊張で顔を真っ赤にしながら、(多分、鼻息もフーフーしながら>_<; )
自分の作品について熱く語ったものの
H氏及び、一緒にお話を聞いて下さった女性お二人の反応は・・・

「作品のテーマのパンチが弱いですねぇ・・・」

 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

つまり、「これ!!」というテーマ、
マリー・アントワネットの「愛」であるとか、「ファッション」であるとか
今まで知られていない「彼女の意外な一面」であるとか
“ここにスポットを当てて書きました!!”
というのが、欲しい・・・と言われ、
それに加えて、今は世間の目が
マリー・アントワネットに向いていない時期なので
(2006年のソフィア・コッポラの映画「マリー・アントワネット」が公開された時期だったら
タイミングとしては良かったのにねーと言われました。。。)
出版の企画立案はちょっと難しい・・・
とのお返事を頂いたんですね。

確かに、おっしゃることはよくわかるんです。
これ!というテーマを前面に出せるような作品だったら
読者へのアピールもしやすいし
読者側も受け入れやすいですもんね!

でも、私はどうしても
『マリー・アントワネットの人生を旅する紀行文』
という形にこだわりたかった・・・。
もちろん、また別の機会に(機会があればですが!)
そういった、マリー・アントワネットのある部分にスポットを当てた作品を書くのは
それはそれで面白いな、とは思うんです。

でも今回は、コレで行きたい!!!
この形を大幅に変えてしまったら
自分が10年以上もあたため続けてきた何かが
壊れてしまうような気がするんです・・・

お会いした後もメールで
H氏からは、本当にご親切に、いろいろアドヴァイスなども頂戴したのですが
結局私は自分の書きたいように書き上げてしまいました^^;

そんな感じだったので
H氏はとっくに私の作品のことなど
記憶にも残っていないだろう~と思っていたのですが
そんなところへ、このたび従姉より
「H氏が、作品が完成したら是非読みたい」
とおっしゃっていたよーと聞き
正直、ビックリしたのでした。

でも、気にかけて下さっていたと知って
すごく嬉しかった~~
まあ、ただ
上に書いたように
H氏の有り難いご助言も、結局無視して書き終えてしまっているので
折角読んで頂いても
「なんだ、これじゃ~ダメなままじゃん!」
と言われて、終わってしまう可能性は大だと思っています^^;;

パンチのあるテーマは無くとも
印象に残る作品だな、とでも
思ってもらえたらいいんだけどな・・・

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4 件のコメント:

  1. ああ、テーマね・・・・。テーマか・・・・。
    耳が痛い・・・・ね。私も。笑
    そうなの・・・。今は、わかりやすいテーマを提示しないと、何事も・・・っていうのが現代日本人なのかもしれないですね。

    でも、「彼女の人生を旅する紀行文」っていうのじゃ、ダメなの?・?・? それは十分なテーマって事ではないのでしょうか??? 難しいですね。
    紀行文に絞るか、彼女に絞るか?って事でしょうか?
    どっちかにしろてことでしょうか?

    がんばって~~~!

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  2. レーンさん、ありがとうございます~!

    なんかですね、「彼女の人生を旅する紀行文」だと、「これ!」というテーマとは言えないみたいなんです。あまりに範囲が広すぎて。もっと「彼女の男関係」とか「ファッション」とか、具体的に絞ったテーマを持たせた方が・・・とのお話だったんです。

    決して悪い意味ではなく、そういった「ちょっと女性誌的な」テーマだと、私が思い描いているものより、軽めの作品になっちゃう気がするんですね。
    要は作品の方向性が全然違ったものになってしまうということです。
    マリー・アントワネットに関することなら、とにかく何でもいいから1つ作品を書きたい・・・というわけじゃないので・・・。

    まあ、現実問題として、出版社も確実に売れると思われる作品じゃないと、出版しようとはしないってのもありますよね。
    それには、明確なテーマを前面に出して売り込む必要があるというのは、よーくわかるんですが・・・。

    ただ、「売る」という目的のために、自分が作品を通して表現したいものを大幅に変えるのは、私はちょっと違うと思うので、このままで頑張ってみます!!

    応援、ありがとうございます!!

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  3. はじめまして。MIXIで書き込みを見て来ました。
    作品のコンセプト、私は面白いと思いました。出版社の方が言うことももっともですが、ちょっとターゲットがずれてきてしまいますよね。
    彼女の人生の道筋を辿る旅、素敵じゃないですか!
    興味を持つ女性(大人の!)はいると思います。
    ただ正直にいうと、タイトルがイマイチかも。。。と思いました。「人生という道」と聞くと線をイメージするのですが、「足跡」と聞くと点をイメージするからかもしれません。
    初めてなのに言いたいこと書いちゃってすみません。
    でも作品はぜひ読んでみたいと思いましたので出版される日を楽しみにしています。
    がんばってください。

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  4. Youkilaさん、はじめまして!
    ブログ訪問&コメント、どうもありがとうございます(^o^)/

    いえいえ、貴重なご意見、大感謝です!!!
    なるほど、確かに「足跡」だと「点」のイメージはありますね。

    私がこのタイトルにした理由は、マリー・アントワネットがフランスの大地につけてきた足跡、すなわち彼女が実際に“訪れた”“住んだ”“通った”という『場所』を、訪ねて行くというコンセプトが基盤になっている(それ故に『伝記』ではなく、『紀行文』なのです)からなのですが、同時に、Youkilaさんのおっしゃる通り、彼女の人生の道という『線』もイメージして書いていますので、タイトルは今一度、検討してみようと思います!

    率直なご意見、本当にどうもありがとうございました!!
    また、あたたかい応援のお言葉も、とっても嬉しかったです☆
    ありがとうございます^^

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