depuis Janvier 2011

2021年7月12日月曜日

ドラマ『ヴェルサイユ』

最近ハマった海外ドラマがあります。

その名も、『ヴェルサイユ』!!

チャンネル銀河で今年の4月12日~5月22日まで放送されており、フランス国王ルイ14世の話だというので、とりあえず録画してみるか~くらいの気持ちで録っておいたのを、先日一気に観たのでした。

正直、当初はさほど期待していなかったんですね。どーせ絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿をこれみよがしに見せつける事に終始したドラマか、太陽王(ルイ14世)の薄っぺらい恋物語とか、そんなトコだろうって。

ところが!観始めたらまぁー面白いこと!!

当時の宮廷で実際に繰り広げられたであろう貴族たちの陰謀、騙し合い、裏切り、欲望のぶつかり合い等がテンポ良く次々と展開して行き、その中で人々の心の葛藤等も丁寧に描かれており、想像していたような軽めのドラマなんかでは全然ありませんでした。

そして登場人物も、主人公のルイ14世をはじめ、魅力的なキャラクターがいっぱい!!

ルイ14世は野望と自信に満ち溢れながらも、人間としての弱い部分もちゃんと持ち合わせ、自身の立場と心の叫びとのバランスの取り方に苦悩する様子なんかがしっかり表されていて、彼の歴史的活躍だけを追った作品なんかよりずっと味わい深さがあるんです。

そしてその周りで王に仕える者たちの、それぞれの立場による人間模様も本当によく描かれていて、王に心からの忠誠を示す者、忠誠を装いながら実は裏切っている者、王の愛情を欲する者、享受する者、それぞれの心の動きも見事に演じられていて、観れば観るほど惹きこまれて行きました。

ドラマの舞台は実際のヴェルサイユ宮殿や、ヴォー・ル・ヴィコント城、ピエルフォン城等が使われているとのことで、そこはやはり絢爛豪華さのオンパレードでした。

ただそれは、上記したような豪奢な世界観だけを見せることに終始した作品ということではまったく無く、当時を再現したこれまた豪華な衣装も含め、見た目の華やかさ、美しさが、人間味溢れるドラマにぴったりマッチした作品となっています。




今のところ、チャンネル銀河での再放送予定は無いみたいです。

調べたところでは、唯一NETFLIXで全シーズン(シーズン1~3まであり、各シーズン10話)見られるようですが、おためし無料期間がNETFLIXには無いため、有料(最低金額月額990円)での視聴になってしまうようです…。

チャンネル銀河ドラマ『ヴェルサイユ』


32 件のコメント:

  1. 当時の宮廷の様子が分かって面白そうですね。ルイ14世に取り入って権力を目指す人や、愛情を求める人の人間模模様。
    当時のの食事や衣装も気になります。
    エチケット重視だから、ミスったら宮廷に行けなくなりそうな・・・。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      コメントありがとうございます(^-^)/
      エチケットのミスではありませんが、太陽王の思惑通りに行動できなかった為に解雇された重臣がいたりしました。
      史実とは違う設定もいろいろありますが、恐らく当時の宮廷模様はこんな感じだったのだろうなぁ~と思えるドラマでした^^

      削除
  2. 昨日マリー・アントワネットゆかりの12の場所の本を購入しました。
    kayoさんの本をもう一度読み返しています。
    いつかまtフランスに行きたいけど、コロナ当分落ち着きそうにないですね。
     文章中に小さな頃からフランスにいらっしゃったtことが書いてありましたが、フランスには長いこといらっしゃったんですね。
    ちょっとうらやましいです。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      コメントありがとうございます(^▽^)
      『12の場所』と私の本と、結構かぶっていたりするのですかね?^^;
      ん?私が小さい頃からフランスに??σ(^_^;)
      勘違いさせてしまうような記述がありました?^^;;

      削除
  3. 小さい頃からフランスにいらっしゃったと思ったのは、31ページのラ・ミュエット城の所です。O.E.C.Dをがその本拠地として入っているのを、子供の頃からテレビのニュースでよく耳にしていた…とのことで。
    私は今でもO.E.C.Dなんて聞いてもさっぱりです。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      その記述ですね!スミマセン。。「経済協力開発機構」という日本語を、子供の頃ニュースで耳にしていたなぁ~という意味でした><;
      なので小さい頃からフランスには住んでいませんよ^^;;初めてフランスへ旅行に行ったのは19歳の時でした^^

      削除
  4. 19歳でフランスだなんて結構早いですね。私は40歳の時です。
    マリー・アントワネットが好きな人と個人旅行をしました。ヴェルサイユにも1泊しました。今は名前が変わったけどソフィテルホテルでした。ヴェルサイユ宮殿は2日行き、2日目は王妃の私室のガイド案内で黄金の間や3階も見ました。当時まだデジカメを持っていなかったので、写真少なめ・・・。
    今だったらデジカメで写真撮りまくりですね・・・。
    またフランスに行きたいです。無理だろうけど現地じっくり滞在プランで。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      19歳の時はそもそも初めての海外旅行で、添乗員さん付きのツアーでした。イタリア→オーストリア→ドイツ→スイス→フランスと、10日間のツアーだったような。最後の最後にヴェルサイユ宮殿へ行きましたが、ツアー故にグラン・アパルトマンを駆け足で見学しただけでした。でも夢にまで見たヴェルサイユ宮殿を目にし、涙が溢れて来た記憶があります^^
      当時は私もフィルムで写真撮りました!^^

      削除
  5.  9月9日のNHKBSプレミアムで、夜9時から「ダークサイドミステリー」があります。
    今回は死刑執行人サンソンが求め続けた光です(仮タイトル)。歴史上の人物たちの最後の姿。法と人命を尊重した処刑人などだそうです。

     ちょっと寄る見ると怖い鴨???
    録画をして見るのがいいでしょうね。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      明後日の夜、サンソンをやるのですね!
      確かに夜見ると眠れなくなっちゃうかな^^;

      お知らせくださり、ありがとうございました!!

      削除
  6. おんたーネットを見ていたら、11月9日にマリー・アントワネットのダイヤのブレスレットが出品されるそうです。
    オールドカットのダイヤモンド112粒です。
    予想金額2億2000万円から4000万円ですって。
    もっと値上がりそう。

    すごい装飾品ですね。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      サンソン録画しました(^^)v
      ダイヤが112粒なんですか!総何カラットなんでしょうね!!
      どんな人が競り落とすのでしょうね(≧▽≦)

      削除
  7.  オーストリアからフランスのストラスブールまでのブライダル街道が書いてある「ロココの花嫁」を読み返したところです。
    今日からKayoさんの本を読み返しているところです。
     8ページ目の下の方に「マリー・アントワネットがウィーン出発後、16日目にしてようやくこの橋に到着した時は・・」と書いてありますが、5月7日のことだったら17日目になると思うのですが、私の勘違いでしょうか? 違っていたらすみません。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      拙著を読み返してくださっているとのこと、大変嬉しいです!!ありがとうございます(^0^)/
      そしてご指摘いただきました件ですが、ウィーンを出発したのが4月21日ですから…きゃー本当ですね(*_*;
      仰る通り、17日目でしたね><
      出発日から16日後…という意味で書きたかったのですが、「後」ではなく「目」にしてしまったので、それだと出発日が1日目と数えますものね!
      教えてくださり、どうもありがとうございました
      <(_ _)>

      削除
    2.  今、ナンシーの所まで進みました。24泊25日の旅でしたが、フランスに入ってからなんか日数が分からなくなってきました。
      ゆっくり考えてみます。
      多分ソワッソン7当たりの情報がないからかな。

       Kayoさんの本にはフランス側の情報がたくさん載っているので勉強になります。
       
       あと、家庭画報特別編集「王妃マリー・アントワネット 美の肖像」にはたくさんの写真が載っていました。

      削除
    3. ROCOCO様
      本当はバール・ル・デュックやソワッソンも足跡を探しに行きたかったのですが、なかなかそこまで出来なかった為にサラっとしか触れておらず、申し訳ありません。。
      ただ、このブログの「ウェディングロードの宿泊先」の投稿(https://ma-ashiato.blogspot.com/2020/09/blog-post_18.html)に、簡単ですが宿泊した日にちと場所を載せておりますので、良かったら参考にしてみてくださいね^^

      ROCOCOさんに「勉強になります」なんて仰っていただけて、大変光栄です!!(*'▽')

      削除
  8. 本日リアルサウンドの記事に『伏字で隠されたマリー・アントワネットの手紙、X線分析によって真意が明らかに』というのがありました。

     これってまだ解読できていなかったのですかね?

    私は3日前から「マリー・アントワネットの暗号」を読み始めました。
    分厚い本なので、読み終わるまで当分かかりそうです。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      コメントありがとうございます。暗号文の記事読みました。
      去年解読成功したという手紙とは別のもののようですね!フェルセン、どれだけの手紙塗り潰したのでしょうね^^;

      削除
  9.  恥ずかしながら、「マリー・アントワネットの暗号」半分ぐらい読みましたが、時代背景とかも考えながら読んでいたら挫折しました。もう少し知識をつけてから読み直してみます。
     中野京子さんの「マリー・アントワネット 運命の24時間」を読みました。私の場合、本を読んでも右から左で、頭に残ることが少ないです。ですから何を読んでも初めて知った気持ちになりますね。
     家には積読状態の本がたくさんあるので、読むものいっぱいです。

     11月9日にクリスティーズのオークションでマリー・アントワネットのダイヤのブレスレットが9億円で落札されていました。
    ヴェルトミュラーの肖像画にある3連のブレスレットで、マリー・テレーズも肖像画に付けている絵があります。
    どなたが落札されたのかしら・・・。
    美術館のような場所でしたら展示で見られそうですが、オオ金持ちの個人だと世に出ることはないかもですね。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO 様
      私もかなりの集中力をもって読まないと、右から左です^^;
      そのせいで何度も読み返しながらようやく1冊読み終えます。。

      個人のコレクションだと、なかなかお目にかかれませんね。。
      9億円…さすがの額ですね!

      削除
  10.  今日私のブログに逃亡のことでフェルゼンは最初から同行しないようになっていたとのことのコメントがありました。

    『最初からフェルセンは同行せず、あとからモンメディで合流する計画だったのです。

    >「王は望まなかった」とのみ記している。

     この言葉は5月にフェルセンがブイエ宛の手紙で自分は同行しないと手紙で知らせた際の言葉です。ここ以外にこの言葉はフェルセンの残した記録に存在しません。当然マリー・アントワネットも知っており、出発当日はフェルセン、国王夫妻と3人で相談し、夫妻が逮捕されたらフェルセンがブリュセルのメルシーのところへ救援を求めると決定しましたその時、ルイ16世は丁重にフェルセンに礼を述べています(フェルセンの日記)。』  とのこと。

     私も何かの本でフェルセンは同行しないことが決まっていたというのを読んだときにはびっくりしました。
    たいていの本が、突然国王が拒否したみたいなことが書いてありますからね。
    そうした方が結果から見て、より悲劇に結び付くからですかね?
    どうなのでしょう。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様

      フェルセンは最初から同行せず、モンメディで合流する計画だったというのは、私も知りませんでした。

      私が所有している本や資料等にも、予めそういう予定だったと書いてあるものは無かったかと思います。ツヴァイクも、ボンディで急遽国王が拒否したというようなことを書いていますよね。

      ただ、近年の研究の中で、新たな発見等から、そのような新事実がわかったということかもしれませんね!
      これは私の想像ですが、悲劇に結び付くからというよりは、以前の研究段階ではそう考えるのが妥当と判断されていたからではないかと。フェルセンの日記や手紙の解析が進められて来ていますから、それによってわかってきた事実なのではないかなと思います^^

      削除
  11.  私は去年読んだ本に、同行しないという事が書いてあってちょっとびっくりしました。
    何の本だったかな・・。本を読んでもすぐに忘れるのではっきりしたことが分かりません。
    図書館で借りた本のような気がします。
    「マリー・アントワネット 最後の日々」だったかな???
    今度行った時にちょっと調べてみます。

    返信削除
  12.  家にあった2006年発行のアントニア・フレイザーの「マリー・アントワネット」下巻を見てみました。そしたら「当初の予定では、フェルセンはモンメディまでずっと付き添うはずだった。フランスの軍服が手元になく、新たに注文することもできなかったので、スウェーデンの軍服を着る許可をグスターヴ王に求めていたぐらいである。しかし、ルイ16世がそれを止めた。・・」。とのことで、「パリ市外へ出る旅の第一段階で辻馬車の御者を務めるフェルセンは、その使命を果たしたあと、王の一行と別れることになっていた」と書いてありました。
     それで「最初の宿駅ボンディで、王が決めたとおりフェルセンは御者の役目を降りて一行と別れた」ようです。

     以前にもこの本を読んでいて、去年読み返した時に、あれ…フェルセンが一緒に行かないのは前から決まっていたの?と思ったんだと思います。
     今回もう一度読み返すと、本は15年も前に出ていたのに、今頃になって本当の所はどうなのかな・・と疑問に思うようになるというのも・・・。でも実際の所を知りたいですね。他の本にも書いてあるかな。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様

      続けてコメントありがとうございます!
      アントニア・フレイザーは歴史家というより、伝記作家と聞いたのですが、史実を研究して脚色無しに執筆されている方なのですか?
      確かとある歴史家から、「おとぎ話を語り直しているだけだ」と批判されていたような^^;
      でももし、本当に史実に忠実に執筆活動をされていらっしゃるなら、フェルセンの件も本当なのかもしれませんね^^

      削除
  13.  ブイエ将軍に出した手紙が残っているのなら本当でしょうが、回想録だと、後に王政復古に当たり、自分たちに都合がよいように書いたという可能性もありますね。
     カンパン夫人の回想録も、ルイ18世とかを意識しているのでは…って思っている人もいますね。
     日本でも歴史って自分たちが都合がよいように書いている面もあるようなので、なんとも言えませんが・・・。

    返信削除
    返信
    1. 仰る通り、物証となるものが無い中での話は、真実かどうかは永遠に謎ですよね。その時の状況や様々な角度からの客観的観点を以って、一番可能性のある説を探っていくしかないのだと思います。
      でもそれがまた、歴史を追求する面白さの1つでもあるのでしょうね!^^

      削除
    2. ROCOCO様
      フェルセンが当初からモンメディまで同行しないことを知っていたかどうかの件、いろいろ調べてみました!
      近々、トピックスとしてその件について投稿しますね(^_^)/

      削除
  14.  1月20日にNHKのBSで放送された「ドキュランドにようこそ マリー・アントワネット 禁断のラブレター」が、2月11日Eテレで23時から放送されます。
     我が家はBSを取っていないので、見られるのでうれしいです。
     専門家グループが手紙の解読に成功。二人の愛の軌跡が克明につづられていたそうです。

     もしかしたら1月の放送を見ていらっしゃるかもしれませんが・・・・。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様
      テレビ放送の情報、ありがとうございます!(^▽^)
      ドキュランドは時々マリー・アントワネットについて取り上げてくれますよね^^

      因みに、昨日ROCOCOさん宛てにメッセージを書いたのですが↑、気付いていただけましたでしょうか?^^;
      フェルセンが当初からボンディまでしか同行しないとわかっていたのか?の件、あれからいろいろ調べてみました。新規投稿で語りたいと思いますので、お待ちくださいね!

      削除
  15. 昨日のコメントは見ていませんでした。
    あれからフェルセンのことが分かったんですね。
    何かひかかることがあると調べて見たくなりますね。
    私の場合は日本語の本しか情報入手できませんが・・・。
     記事楽しみにしています。

     ちなみにルイ16世の包茎の手術の件が前に上がっていましたよね。
    1979年に千趣会から発行された「ヒロインの世紀」10巻のマリー・アントワネット編の年表を見ると「1777年7月ルイ16世が包茎手術。」と書いてありました。
    今まで手術をした…までは書いてある本があっても7月というのは見たことがないのでちょっとびっくりしました。
    どうして、7月って記載されているのかな・・・。
    確証があったのですかね?

     また、1979年っちょうど「ベルサイユのばら」人気でマリー・アントワネットの名前が広まった頃です。
    それなのに、いろいろな写真や情報が載っているのにはびっくりしました。まだあの頃は今ほど情報がない時代でしたから・・・。
    なんか年が分かりますね。

    返信削除
    返信
    1. ROCOCO様

      1777年7月に包茎手術!!
      本当にどこから得た情報なのでしょうね^^;
      ただ、以前この件をブログに書いた通り、昔は『手術をした説』が広く信じられていましたが、今は『していない説』がどうも正しそうですよね!
      まあ、真実はわかりませんが。。

      フェルセンの投稿、楽しみにしていてください^^

      削除