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2011年1月29日土曜日

フランス語のお話

アンサンブルさん、りらさん、読者登録どうもありがとうございます!!
皆さん、もし良かったら、ご感想・ご意見などのコメントも
書いて頂けると嬉しいです~^^


ご意見といえば
数日前、このブログを読んで下さっている方から
1点、ご指摘のメッセージを頂戴しました。

1月16日の投稿 『マリー・アントワネットにまつわるエピソード①』の中で
マリー・アントワネットが言ったと俗に言われている
「パンがなければお菓子を食べたらいいのに!」の仏文、
"Qu'ils mangent de la brioche !"を
「感嘆文」ですよ~と、私はご説明しましたが
これは、「感嘆文」ではなく、「接続法の命令形」ではないでしょうか?
とのご意見でした。

随分前に、フランス人の友達とこのセリフについて話をした時に
これは感嘆文だから~と、友達が会話の中で言っていたこともあり
実は感嘆文ではないのでは?なんて、今まで考えてもみなかったんです!
「あちゃぁ~ 知ったかぶって、やらかしてしまったか、私?((^┰^))ゞ」
と思うと同時に^^;
でも実際はどちらが正しいのか、ちゃんと知りたいと思って
改めて周りのフランス人に(なるべく文法をちゃんとわかっていそうな人に^^;)
意見を訊きまくってみました!
(文献を紐解いても、この文が感嘆文か接続法かなんて書いてないので~^^)

その結果・・・
「確かにこれは接続法だ!」という人
「いやいや、これは感嘆文であっている!」という人
「どっちとも、取れる!」という人
意見がパックリ分かれました!!
そして全員に共通しているのが・・・
「ただ絶対とは言い切れないけど・・・」
が、最後にくっつくこと(笑)

結局、それぞれの言い分、主張を考え合わせ
私なりに再度、このセリフを分析した結果・・・

『答えはわからん!!』

に至りました。ヽ(_ _ヽ)コケッ!!

あ、いえ、ふざけてるわけではなくて^^;
これは、本当にどっちだと断言できない、
まあ、強いて言えば「どっちとも、取れる」というのが
正解のようです^^

意見をくれたフランス人の多くが言っていましたが
結局、このセリフがどんな調子(トーン)で言われたのか
それによる・・・というのです。
16日の投稿にも書きましたが
このセリフが『天然ボケ風』、もしくは『意地悪風』に言われたのなら
やはり感嘆文と捉えるのが妥当のようなんですね。
ただ、接続法の命令形「(彼らは)ブリオッシュを食べなさい!」
として言われたとも考えられる、
すなわち
「パンが無いなら、ブリオッシュを食べなさい!」
と、『命令口調』で発せられたという可能性も、あるわけです。

要は、このセリフの解釈の仕方次第で
感嘆文にもなるし、接続法の命令形にもなる・・・ということですね。

また、セリフの言い回しが
18世紀当時の独特な言い方でもあるので
(現代では、こういう言い方はしないようです)
判断が難しいところでもあるみたいでした。

ということで
「国民にはパンがありません」→「それならブリオッシュを・・・」
という会話のやりとりが録音されていて
実際に耳にする、なんてことはできない以上
感嘆文として発せられたセリフなのか
命令形として発せられたセリフなのか
確認する術はないので
文法の面でどちらとも有り得る以上
『正解』は誰にもわからない・・・
に至ったわけです^^


今回のご指摘がきっかけで
久しぶりにフランス語の文法書なんぞ開いたお陰で
忘れていた構文や、今更ながら知ったことなどがありました^^;
文法以外にも、興味深い資料に出会えたり・・・^^
なので、ご指摘下さったeさん、本当に感謝しています!
どうもありがとうございました^^


今後も、私の書き込みで何かお気づきの点などありましたら
皆さん、遠慮なくおっしゃって下さいね!

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